訪問介護の現場から考える対等な関係性

いつもありがとうございます。
こんにちは。
二ノ宮です。
先日、訪問介護事業を運営されている方が書かれた「障害者の性と、ヘルパーとの境界線」というnoteの記事を拝読する機会がありました。
現場で支援にあたる当事者の視点から、「障害があっても性欲や欲求があるのは当たり前の権利である」という前提を認めたうえで、「だからといって、仕事として接しているヘルパーを性的な対象として見たり、踏み越えてはならない一線を越えたりすることは違う」というテーマを誠実に論じられていました。
この記事を読んで、私たちが「TiME」というサービスを通して伝え続けている哲学と、非常に深く通底する部分があると感じましたので、今回はこの「人と人との距離感やマナー」について少しお話しさせてください。
福祉や支援の現場において、どうしても生じがちなのが「サポートする側」と「される側」という非対称な関係です。
支援される側の立場や事情に配慮するあまり、不快な言動があっても「仕方のないこと」「受け止めてあげるべきこと」として曖昧に処理されてしまうケースは少なくありません。
しかし、記事の中でも指摘されていた通り、仕事として誠心誠意向き合っている相手に対して下心を向けたり、立場に甘えて雑に扱ったりすることは、相手の尊厳を傷つける不誠実な行為です。
そしてこれは、障害の有無や環境など関係なく、一人の人間として守るべき共通のマナーや配慮だと考えています。
「障害があるから」「大変な状況にいるから」という理由で何でも許容したり、過度な配慮で受け入れたりすることは、一見すると優しさのように見えて、実は相手を「対等に向き合えない存在」として扱ってしまうことにも繋がりかねません。
本当に相手を尊重し、対等な個として向き合うのであれば、不快なものは不快であり、踏み込んでほしくない領域には明確に「NO」を示す必要があります。
自分の感情や欲求を整理し、自分と相手の間にある互いの領域を正しく認識すること。
そして、提供されるサービスや相手の存在に対して責任と敬意を持つことこそが、自立した人間同士の健やかな関係性ではないでしょうか。
性の悩みや欲求そのものを否定する必要はありません。
ですが、それを誰に、どのような方法で求めるべきかという「ルールや役割」の切り分けをしっかり行うことが、結果として当事者の尊厳も、支える側の尊厳も両方守ることになります。
誰かの犠牲や甘えの上に成り立つ関係ではなく、お互いが自分の足で立ち、対等な敬意と責任を持って向き合える関係性を増やしていきたいと、改めて感じさせられた記事でした。
今回のテーマが、皆様にとってもご自身の人間関係やコミュニケーションを見つめ直す、良いきっかけとなれば幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。





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