お悩み回答室 Vol.12
- 総合「性」サービス TiME 女性障害者様専門

- 5 日前
- 読了時間: 3分

こんにちは。
TiMEの二ノ宮です。
お悩み相談窓口に、非常に苦しく、切実なメッセージをいただきました。
「好きな人の子を妊娠したのですが、親に反対され、中絶をしました。今回で4回目です。費用は親が払いました。好きな人と一緒になりたいし、子供も欲しいし、誰よりも子供を大切にできる自信があります。でも、親からは「お前じゃ絶対無理」と言われます。好きな人と一緒にいたい、その人の子供が欲しいと思う事はおかしい事なのでしょうか。中絶もさせられて苦しいのは私なのに誰も分かってくれないです。」
お便り、ありがとうございます。
4回もの中絶、そして愛する人との未来を否定される痛み。
あなたの心と体がどれほど傷ついているか、言葉にするのも難しいほどだと思います。
厳しいことを言うようですが、あなたの人生を守るために、今の状況を「自律」という視点から一緒に見つめ直させてください。
1. 望むことは「おかしいこと」ではありません
まず、好きな人と一緒にいたい、その人の子供が欲しいと願うこと。
それは人間として、女性として、全くおかしなことではありません。
それはあなたの純粋な「欲(=生命のエネルギー)」です。
ですが、その願いを叶えるために、あなたは「自分の足で立っているか」ということを、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
2. 「中絶させられた」という言葉の裏側
あなたは「中絶させられた」「誰も分かってくれない」と仰いましたね。
でも、あなたの人生の決定権を、なぜご両親が握っているのでしょうか。
中絶の費用を親が支払っているという事実は、残酷な言い方をすれば、あなたがまだ「経済的にも精神的にも、親の支配下(依存関係)にある」ということを意味しています。
「親が反対するから諦める」
「親がお金を出してくれるから解決する」
このサイクルの中にいる限り、残念ながら、あなたは自分の人生の主権を親に明け渡してしまっていることになります。
ご両親が「お前には無理だ」と言うのは、あなたの「自律」を信じられていないからかもしれません。
3. 子供を育てるということの「責任」
「誰よりも子供を大切にできる自信がある」 その言葉に嘘はないと思います。
ですが、子供を育てるということは、深い愛と同じくらい、「現実を生き抜く力(責任)」が必要です。
親の反対を押し切ってでも産む、自分の力で育て上げる。
その覚悟と準備が整った時、初めてご両親の言葉は「雑音」に変わります。
今のあなたは、まだ親という「壁」を乗り越えるための「自律」の準備ができていない状態なのかもしれません。
4. 誰かに分かってもらうことを、一度手放す
「誰も分かってくれない」と嘆くのは、もう終わりにしませんか。
あなたがあなたの苦しみを一番分かっているはずです。
そして、その人生を変えられるのも、世界中であなた一人しかいません。
まずは、親のせいにするのをやめ、自分の力で生活を整え、自分の力で「愛する人と生きるための基盤」を作ること。
それが、あなたが「好きな人と一緒になる」ために、今一番必要なステップです。
最後に
あなたは、被害者ではありません。
自分の人生をどう生きるかを選べる、一人の尊厳ある女性です。
4回の痛みは、これまでの生き方を変えるための「最後のアラート」かもしれません。
悲しみに暮れる時間を、自分を自立させるためのエネルギーに変えてください。
あなたが自分の足で立ち、自分の責任で愛を貫けるようになった時、その先にこそ、あなたが心から望む「家族」の姿があるはずです。
あなたが「誰かのせい」にせず、自分の人生のハンドルを握り直す日を、心から応援しています。




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