
こんにちは。
女性障害者専門 総合「性」サービス TiME(タイム) オーナー 二ノ宮 です。
よく聞く話シリーズです!
簡単に言えば私の記録ですね。
さて今回は
どうして女性は男性と比較して一般的に性欲が弱いのか?
性欲の定義の仕方にもよりますが
繁殖欲求(広義の性欲)ならば人間を含む動物は
基本的に雌雄(男女)同等とされます。
繁殖欲求は性交できる機会を高めんとする「配偶者獲得欲求」と
子供が生き残る可能性を高めんとする「子育て欲求」(配偶子を作る、子どもを体内で育てるといったことも含む)に分けることができます。
人類を含む動物の多くは
オス(男)は前者に繁殖欲の多くを振り向け
メス(女)は後者に繁殖欲の多くを振り向ける傾向があります。
一般的に言われる性欲とは配偶者獲得欲求に比較的近い意味になるでしょう。
一般的に女性は男性より性欲が弱いぶん
出産・育児欲求が男性より強くなり
全体としてバランスがとれるようになります。
また性欲の定義には
さらに広くフロイト流のリビドー(精神エネルギー)という
生命活動全般にかかわる根源的欲求を指す場合もあります。
いずれにせよ
どちらの性も繁殖(遺伝情報の継承)のために強かなのです。
一般的に言われる性欲については
平均的に言えば女性は男性より格段に性欲は弱くなります。
主に生物学的理由によります。
人類の場合も
他の多くの動物と同じように
配偶者獲得の場面では男性が女性の獲得をめぐって争うタイプになります。
人類の場合は女性にも選ばれる側としての側面もありますが
男性ほどではありません。
女性はわざわざ争わなくても配偶者が得られるのですから
それほど性欲が強くある必要はないのです。
その代わり
男性に比べて選別眼(いわゆる男を見る目)が発達し
シビアに選ぶようになります。
逆に
男性は根源的欲求として性欲が強くないと
手ごわいライバルたちと争って配偶者を獲得する気力が沸きませんから
性欲が弱いと子孫を残すのに不利になってしまいます。
また
女性は妊娠期間や育児期間は
時間やコストを割くことが宿命づけられていますから
妊娠期間に性交しても不発になりますし
性交という行為自体が無防備であり現在はともかく
太古の昔は外敵に襲われる危険もあったため
性欲が強いとかえって子孫を残せる可能性が減少してしまいます。
そして
人類は子どもが未熟な状態で生まれ
自立できるようになるまでに多大な時間とコストを要します。
このため
授乳機能を持ったことにより
育児を行うことが宿命づけられている女性が
育児に大わらわな期間でも
どんどん妊娠・出産を繰り返していくと
どんどん負担が増えてしまい
最悪の場合は母子共倒れになって
子孫を残せなくなってしまうというリスクがあります。
男性も配偶相手の女性の妊娠・育児期間は
その生活をサポートするのが一般的ですが
リスクの面で女性の方が切実です。
このため
妊娠・育児期間でも性欲が高い状態にあるのは
子孫を残すうえで好ましいとは言えず
実際にその期間は性欲が劇的に低下する女性が大半です。
基本的に人間を含む動物は
配偶者獲得をめぐって争う方の性が性欲も強くなっています。
女(雌)の方が性欲が強い動物はナンベイタマシギなど
メスがオスの獲得をめぐって争う一部の種に限られます。
もし選ぶ側の性(ほとんどの種は女、メスの側)が
争う側の性に比べて性欲が強かったら
優秀な遺伝子を持つ配偶者を選ぶという機能が果たせず
結果的に子孫繁栄の機会を減らしてしまいます。
ちなみに
性欲については男女でかなり質の違いが見られます。
女性の性欲は精神的に受けれることができた特定の男性を中心に向けられるのに対し
男性の性欲は惚れた女性以外でも性的魅力がある女性全体に向けられるものであり
女性の性欲は範囲が狭く深いのに対し
男性の性欲は範囲が広いがそれほど深みはないという違いがあります。
女性は心底惚れた相手に対しては
男性の方が精根尽き果て音をあげてしまうまで
セックスを求めるということも起こります。
しかし
総体として見れば男性の方が女性より遥かに性欲は強いと言えます。
性欲を山に例えるなら男性はチベット高原
女性はヒマラヤ山脈のような感じでしょうか。
また
間脳の視床下部漏斗部にある性欲中枢は
男性が女性の約2倍の大きさがあって
性欲の強さもそれに比例すると言われています。
また
男性ホルモンであるテストステロンは性欲増進
エストロゲンという女性ホルモンは
性欲の抑制効果があると言われています。
性産業には私達の女性向けが出てきましたが
男性向けの方がずっと市場は大きくなっているのは
平均してみれば男性の方が女性より遥かに性欲が強いからに他なりません。
もっともっと詳しく
性欲のメカニズムについてもう少し書きたいですが
それはまたの機会に
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