
こんにちは。
女性障害者様専門 総合「性」サービス TiME(タイム) オーナー 二ノ宮 です。
当店は
「障害者の方が安心してご利用できるお店を目指して」います。
これは当店に限らず
どのお店も「安心」と「安全」を謳っています。
おや?
おかしいですね?
私達のお店は
「安心」と言っていますが
「安全」と言っていません。
ヤバいですよね。
ということで
今回は「安全」について話したいと思います。
まず
皆様は「安全」をしっかり理解して、説明できますか?
不安になりますよね。
わかりますよ!
突然
理解してる!?
説明できる!?
なんて言われたら不安になりますよね。
でも大丈夫です。
恐らく皆様が思っている事、世に出ているイメージで間違っていません。
ですが
私達は「定義」がまず根本として必要になります。
なので簡単に言いません。
深く理解した上で、当店としてどうするのかを考えています。
では
「安全の定義」とは何なのでしょうか。
「安全」の反対語は「危険」です。
つまり「安全」とは「危険でないこと」と表現することができますね。
しかしこれは正しい表現なのでしょうか?
広辞苑(第六版)によると
「安全」と「危険」は以下のように書かれています。
安全 「安らかで危険のないこと。平穏無事。物事が損傷したり、危害を受けたりするおそれのないこと。」 危険 「危ないこと。危害または損失のおそれのあること。」 このように、両方において「危害または損失のおそれ」
という表現が使われています。
そこで
「危害または損失のおそれ」とは
広辞苑(第六版)ではどのような言葉で表現されているか調べてみると
「リスク」という表現が見つかりました。
つまり
「安全」と「危険」を「リスク」という表現を使うと
以下のように解釈できます。
安全 リスクがないこと 危険 リスクがあること
ちなみに
「安全」と良く一緒に使われる「安心」という言葉は
広辞苑では「気にかかることがなく心が落ち着いていること」とされており
人間の精神を表しています。
「安全」は状態を表し
この状態は人間によって作られること
つまり「安全」は人間によって確保されることを理解します。
安全とは、リスク(危害または損失のおそれ)がないことである。
「安全」の目的が
事故防止だとすれば
「安心」の目的は
心を安らがせることです。
心の持ちようは人それぞれであり
保険を例に取ってみても
基本的なプランで満足する人もいれば
様々なオプションを付けなければ不安な人もいます。
「安心」は主観的なもので
どうすれば「安心」できるかも人によって違うということです。
一方、「安全」は
もう少し客観性が必要です。
例えば、「俺は平気」とか
「気をつければ大丈夫」といったことを根拠に
「安全」を主張されても
多くの人は納得しません。
猛犬を鎖でつないだ状態のように
客観的に見て事故の確率が低減されている必要があるでしょう。
「安全」を考えるためにはもうひとつ
事故の確率がどの程度低減されているかといった「度合い」の問題がありますが
これについては、後ほど触れることとします。
ここではまず
「安全」は客観性が必要で
「安⼼」は主観的要素が強いと覚えておいてください。
なお、国際的には「安全」を
『許容できないリスクがないこと』(ISO/IECガイド51:2014)
と定義しています。
この国際的な「安全」の定義である
『許容できないリスクがないこと』を実現するためには
まず、危なさをひととおり順序立てて調べることが必要です。
次に
許容できないリスクについては対策を講じて危なさの「度合い」を下げ
許容できる「度合い」とします。
しかし
リスクゼロにすることは
一般的に不可能なので
残留リスクを記録して
その「度合い」に応じて日々の管理を行います。
また
設備や作業の変更等とともに
危なさの「度合い」は変化しますので
これらを把握し
調べることも継続していかなくてはなりません。
危なさを把握する仕組みを持ち、対策を講じ
その上で付き合わざるを得ない危なさについては
承知して管理下に置く。
これらが継続的に行われている状態
つまり
危なさと正しく向き合った状態が「安全」です。
個人の「安心」は
個人の心の持ちようによります。
しかし
私達お店やセラピストや社会に「安心」を示すためには
客観的な「安全」をベースにすることが必要です。
「安全」を客観的なものにするためには
個人の危険感受性や気づきなど
主観を頼りにしたものでなく
説得力のある論理性が必要と考えています。
難しい事を言っていて
分からないところもあると思いますが
簡潔に言うと私達は
「安心してご利用いただく」為に 「安全」は当たり前の絶対でありベースである為 敢えて「安全」と謳ってないのです。
その為に
当店では初回ご利用時は必ず「カウンセリング」からになります。
双方の情報共有を行い
相違が無いように進めていき
精神的に安らげる、癒される場を提供いたします。
共に過ごす「時間」を
大切な「時間」を
貴重な「時間」を
精一杯おもてなしさせて頂きます。
お会いできることを心より楽しみにしております。
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